4級船舶免許に挑戦!その2
5、実技試験前の準備
いよいよ実技試験。事前に調べておくのは、当日の満潮、干潮,日の出,日の入り、天気予報など。新聞などでチェックしておく。ただ、試験会場で他の受験者に聞いたら、満潮干潮は時間が違ってた。見た新聞が古かったのかな?一応、他の人の情報を信じ,脳みそのハードディスクに入れ直す。直前の情報確認は,やりすぎると頭がパニクるので、ほどほどに。自分より先に試験をする人達がいたら、よーっく見ておいた方がいい。いきなり一発目に試験になったら意味無いけど。 |
結論
事前に調べるものは、ちゃんと調べよう。少しくらい失敗しても、免許は取れるので、あんまり緊張しない方がいい。自分より先に試験をする人がいたら、どんなことをするかよく見ておく。 |
6,いよいよ試験開始
さて乗船,と思いきや、まず出航前の点検や、ロープワークなど。この辺はちゃんと勉強しておけば問題なし。ただ、ボートスクールや、受験する場所、ボート,試験官によって、細かなチェックポイントが変わるケースがあるので、「あれ?習ったことと違うなー」と思っても、焦らず自分を信じよう。私の場合、救命設備の点検をしたが、信号紅炎の場所が分からず、メチャ焦りました。焦りついでに、手旗信号旗(?だと思う)を信号旗と勘違いして、積んでないのに「信号旗よし!」と叫び、試験官に「ん?信号旗ってどれ?」と言われました。出航の際も,ロープを手際よく外せないと「何やってんだ!」とか怒鳴られます。この辺は、私と友人のあっくんは,ボートスクールでやってないのでメチャびびりました。 |
結論
ちょっとくらいのミスでビビらない。試験官に怒鳴られても大丈夫。何せ,試験を受ける人はみんな1日しかボートに乗る練習をしてないんですから。みんな同じ。出来なくて怒られても、試験官はそれで教えてくれているのだ。と思う。 |
7、海の上では
さあ、いよいよ出航。最初は別の人が運転。出航準備中も、あれやこれやと聞かれます。天気とか風/波の強さとか,海図を開いて記号の意味とか。私はだいたい無事にこなしたんですが、あっくんはパニクっていて、海上のブイの意味で一つ答えられないと、後は焦りでズルズルと。口頭試問中,彼の頭の中は真っ白になってました。何問も答えられず、試験官が怒ってるのが分かりました。試験官が採点表にチェックを入れまくりで,やばい感じ。ちなみにうまくできると、チェックは入りません。(でも、筆記試験であっくんは満点だったので・・・)あっくんが答えられない問題を、「じゃあ、君」と、試験官が僕に振り,僕はどうにか答えられました。あっくんには悪いと思ったけど、とりあえず僕のポイントはアップ!(ごめん,あっくん)私が唯一,口頭試問で怒られたのは、海図の200mの等深線を聞かれたとき「(私)水深200mです!」「(試験官)違う!この線だよ」「(私)ああ、等深線です!」「(試験官)違うよ!この線はどういう意味なの!」「(私)ああ、水深200mの等深線!」「(試験官)そういう時はな、水深200mの等深線です!って 言うんだよ!」うー、怒られた。焦らない焦らない。 |
結論
口頭試問にはハッキリと大きい声で「XXです!」と答える。この方が印象がいいです。あとはひたすら焦らない。焦った瞬間終わり。とにかく、「9割は合格するんだ」と思って落ち着こう。絶対合格します。大丈夫。 |
8,運転だー
いよいよ運転ですが、それは全く予想外にやってきました。沖の防波堤であっくんが前の人と交代して離岸着岸をし終わったら、いきなり「じゃ,次,君」と私の番に。普通、一人が全行程終わってから順番が来ると思っていた私は,いきなり大ピンチ。心の準備も出来てないのに、ボートスクールでほとんど練習してない離岸着岸をやるなんて・・・。ハッキリ言って、予想以上の波のうねりでひどい出来。「失敗したー」と言う気持ちのまま,人命救助。「落水者確認!」を言い忘れ。風向きも、湖と違ってわかりにくい。何とか後ろの人に救助してもらい,ホッとするのもつかの間、両手でハンドルを握る癖を指摘される。(車で言うブレーキは左手のスロットルレバーで、常にコレを握ってないと、いざという時ブレーキを使えない)ただ、これはボートスクールでは一切指摘されず、むしろボートスクールで他の人が両手でハンドルを握ってるのを見て、「この方が波に負けずにハンドル操作できるな」と思ったくらい。くそー、あの教官め!このあと、何かに付け,ちょっと両手でハンドルを握っただけですぐ怒られる。やばーい雰囲気。採点表のチェック項目も増えてるぞ 。極めつけは,他の人の時はそんなの無かったのに、どうして私の時だけー!って感じの漂流物。「なんかゴミが浮いてるなー,よけた方がいいかな」等と思ってるうちに、「はい止めて!」このあと、延々と説教される。ガックリ。筆記試験も口頭試問もうまくいったのに、実技でこれでは・・・。やばー。 |
結論
実技は、どうしようもありません。だって練習量が少ないんだもん。そう考えて運転しよう。基本的な部分(右側優先とか、浮遊物は避けるとか)の判断力は結構大事だと思います。試験官に指摘される前に,自分の判断で行動を。わざと何もいわず、防波堤に直進させる試験官もいるとか。そういうときは,自分で危険を判断して行動しよう。ハンドルは片手で。左手はスロットルレバーに置いておく。あ、あと、急発進とかも注意。私もクラッチを繋ぐのが苦手でした。これは練習しかないよね。本当は。 |
9、終了
一応、みんな試験を終えて着岸。しかし、着岸後も採点されます。私とあっくんは,ボートスクールで着岸後のロープワークとかも教えてもらってないので、もやい結びで船を固定しようとしたら,ロープが長めになってしまい,試験官に「もっと船がピッタリ着くようにしろ!ロープが長いと、波で船が動いてぶつかって600万円がパーだぞ!」などと、最後まで怒鳴られる。いやはや。いちおう、これで終わり。上陸して、順番待ちの人と話していると,船の上から試験官に「早く帰れ!」と,また怒られる。あんまり試験の内容を教えてはいけないんだね。トホホ。後は、発表の日に、ボートスクールに電話して、合格してればお金を振り込んで、免許が届くのを待つのみ。あー。オワッター!疲れター!結果は・・・私もあっくんも合格!ほっとしました。運転で失敗した私、口頭試問で失敗したあっくん。二人とも合格するんだから、みんな合格するよ! |
結論
最後の最後まで,気を抜かずに。目を付けられると、ずーっと言われ続ける。大丈夫。合格するから。ほとんどの人が合格するんだもん。あなたが落ちる分けないって。さあ、とりあえず10万円用意して、船舶免許を手に入れよう!夢はバスボートだ!(と言いつつ、私はボートありませーん) |