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日本酒の部屋



日本酒の種類

吟醸酒 玄米の外側には,酒の雑味になるタンパク質,脂肪が多く含まれるため,吟醸酒は酒米を40%以上磨いて作る。淡麗な味と,フルーティな香りのお酒。日本酒嫌いの方は是非飲んでみて。
純米酒 米,米麹,水だけを使って作る。濃醇でコクのある味わいで、落ち着いた香り。米のうまみが生きている。
本醸造酒 醸造用アルコールを少量加えて作る,昔ながらの作り方。コクがあってマイルド。
原酒 水でアルコール分を調整しない、しぼったままの濃厚な酒。アルコール度数が18〜20%と高く、オンザロックに最適。
生酒 火入れ(低温殺菌)は、@「タンク貯蔵前」とA「出荷前のビン詰め後」の2度行うが、@だけ行う物を「生詰め酒」,Aだけ行う物を「生貯蔵酒」,@A両方,行わない物を「生・生酒」と言う。香りが新鮮で華やか。味もなめらかで清涼感がある。
低アルコール酒 これからの注目。従来は単に水で薄めたものだったが、新しい方法が色々考えられている。アルコールが7%くらいだと、日本酒の苦手な女性にも飲みやすい。でも、7%のものは「日本酒」という感じではないのが残念。
にごり酒 熟成モロミを攪拌器などでつぶし、布などでこした物。生、原酒などある。
古酒 数年寝かせ、熟成させた酒。色調は濃く、トロリとした甘みのある味わい。香りは力強く複雑。



タイプ別日本酒と合う料理

タイプ 特徴 合う料理 和風料理 洋風料理 中華料理
吟醸酒 香りの高いタイプ お酒の華やかで透明感のある香りには,魚介類の素材の味を生かした料理がぴったり スズキの塩焼き,山菜の天ぷら,ヒラメのお刺身など 魚介類のグラタン,クリームシチュー,帆立貝のワイン蒸しなど バンバンジー,カニ爪の揚げ物,帆立貝とブロッコリーの炒め物など
純米酒 コクのあるタイプ お酒のふくよかな味わいには,しっかりした味付けの料理で トンカツ,筑前煮,すきやき,カレイの唐揚げ,ブリの照り焼きなど ビーフステーキ,鶏のハンバーグ,フライドチキン,子牛のカツレツなど 焼きギョウザ,酢豚,八宝菜,マーボー豆腐など
生酒 軽快でなめらかなタイプ お酒の軽快でみずみずしい味わいを楽しむために,お料理も淡泊なものがおすすめです。 ニジマスの塩焼き,茶碗蒸し、里芋と海老の炊き合わせなど シーフードサラダ,ポテトサラダ,ロールキャベツなど 春雨サラダ,エビやカニのシュウマイ,イカの炒め物など
古酒 熟成タイプ 熟成したお酒には、お酒の強さに負けない風味の強い料理が合います。 ウナギの蒲焼き,イワシの生姜焼き,豚の角煮,鯉のあら煮など ビーフシチュー,スパゲッティミートソース,鴨のローストなど 北京ダック,牛肉のオイスターソース,シュウマイなど



日本酒のおいしい飲み方(◎・・最適/○・・普通/×・・不適)

熱燗
45〜50℃
人肌
38〜40℃
ぬる燗
35℃前後
そのまま
(俗に冷や)
冷たく
冷やして
ロックで
吟醸酒 × - -
純米酒 × -
本醸造酒 × -
普通酒 - -
原酒 × × -
生酒 × × -
低アルコール酒 × × - -
古酒 × - - -