ゲーリー君のヒビ割れ日記

がーん!貴重品のズイール/ゲーリーウィッチ(3/8oz) が,一回使っただけでひび割れが・・・。ウッドプラグの宿命とはいえ、プラグによってはなかなかひび割れない物もあるし、どうやら外れプラグだったようだ。で、以下補修の効果について書いてみました。

ズイール/ゲーリーウィッチ(3/8oz.RT)・・・使い方次第でポッパーのように泡を出し、ペンシルベイトのように首を振り、ジッターバグのようにジタバタする万能ルアー。スナップかスプリットリングを付けた方がいいかも。

現在の状態。両目玉にクラックが「ビシッ」と入ってしまった。
まあヒビはウッドプラグの宿命だし、ヒビが入ってるルアーは使い込まれてる感じがしてかっこいいのだが、かと言って放って置く訳にもいかないので,補修してみることにしました。ちなみに同じズイールでもチマチマシリーズのように、ペイントアイでヒートンにカップを使ってないタイプだと,ヒビ割れはなかなか出てきません。










ズイール・ウッドルアーご使用の前に・・・
ズイールのウッドルアーは、出荷時に瞬間接着剤「スペースシャトル」にて目止めされていますが、使用する前に自分でも瞬間接着剤などで目止めすることをお勧めします。特にグラスアイ部など。これで結構持つと思いますよ。


一回目の使用。いきなりヒビ割れ。グラスアイと腹ヒートン部に細い割れが数本入る。 対策:二液式エポキシ接着剤を目玉のヒビ部に塗る。腹ヒートンは一回外してエポキシを塗り,完全防水をする。
99/5/11 2度目の使用。目玉付近に,新たに細かいヒビが数本出る。腹ヒートンは異常なし。アタリあるがバス釣れず。 対策:上記エポキシをヒビ部に塗る。目玉は外せないので,腹ヒートンのようには防水できない。また割れる可能性大!
5/23 3度目の使用。目玉部分に大きなクラック!腹ヒートンは大丈夫だった。 対策:D.I.Y店で買ってきた,白くならないプラスチック模型用の接着剤「ヘンケル/dufix」を目玉周辺の窪みに流し込み,防水した。その他クラックにも塗ってみる。
5/26 4度目の使用。ぶつけたのか,口の部分がちょっと塗装はがれあり。腹ヒートン部も細かいクラックの様な物あり。 対策:目玉部分の防水はとりあえず大丈夫のようなので,塗装はがれ部に上記の接着剤を塗ったのみ。この接着剤がどの位持つか試そう。
6/07 5度目の使用。コレと言ったクラックなどは無し。接着剤はとりあえず大丈夫なようだ。 対策:特になし。
8/09 今回もとりあえず異常なし。接着剤は結構丈夫みたいだ。 対策:特になし。
9/12 目に塗ったエポキシにヒビが。瞬間接着剤も少しはがれ気味。かなりハードに使ったので、細かいヒビが出来ている。尻フック付け根からの浸水か?しかし、ダダ引きで3回も当りがあったのにノラず。ダブルフックはダダ引きに弱い? 対策:剥がれかけたエポキシと接着剤を爪で剥がし、接着剤のみヒビ部に塗ってみる。接着剤の耐久性は大体わかった。大きくヒビが広がることも無かったので、メンテナンスをマメにすれば大丈夫だろう。
10/03 特に異常なし。フックによる塗装はげが出来たが、このまま使ってみて様子を見る。水の浸入は、少しなら使用後に数日間しっかり乾燥させれば回復するようだ。 対策:特に無し。
10/30 前から気になっていたテール部分の浸水が、ついに大きなひび割れに!2本クッキリ。 対策:ヒートンを外し、エポキシで固める。
11/14 やっと釣れた!でも、動かしてる時じゃなく、バックラッシュほどき時(笑)。テールよりひび割れ若干拡大。 対策:ヒートンを外し、エポキシなどで固めなおし。
00/04/22 久々にルアーを見ると、接着剤塗布部分が少し黄ばんでいた。若干の剥がれもあり。釣りはダメでした。 対策:特に無し


接着剤
ヘンケル/dufix・・・プラスチック模型用の白くならない接着剤。細いノズル付きだが、細かいクラックなどは針などに伝わせて染み込ませた方がいい。D.I.Y店で購入。

















大原商事/スペースシャトル・・・ズイールが目止めに使っている瞬間接着剤。釣具店で購入。dufixを使い切ってから試したいと思います。












番外編:拾い物のテラー35を磨こう!
釣りに行ったら何やらルアーが落ちている。手にとって見てもメーカーも何も書いてない。「誰かの自作ルアーかな?テラーに似てるなあ・・・」と思いつつ、腹のカップを指でゴシゴシ拭いてみると「ZEAL」の文字!ラッキー!ズイール拾っちゃった!しかし、前オーナーが真っ黒にオールペンし、目玉は両方とも無い、フックもサビサビ。でも大きなヒビなどボディのダメージはほとんど無い!これは復活させるしかないでしょ!
爪でコリコリやると塗装が剥がれる。どうやら元は赤いルアーのようだ。ルアーもテラー35だと分かる。とりあえずフック類を外し、プラモ塗料用のシンナーで拭き拭き。しかしなかなか色が落ちなーい!1日やってこんなもの。
今度はセルロースセメント用の強い薄め液で(ルアーによってはコーティングを痛める可能性があります)磨く。結構落ちた。仕上げに自動車の塗装仕上げ用極微粒子コンパウンドでシコシコ磨き、ピカピカに!
フックとヒートンをズイールの別売りパーツで新品に。パーツも色々揃えておくと、いざと言う時便利だね。目玉はズイールに修理を頼むと、両目で900円だったかな?分解して分かるけど、テールのカップは、ゲーリーウィッチとはやはり違うのだ。当たり前と言えばそうだけどね。バランス調整はフックとヒートン、カップのみ。